先週北海道に行って来たのですが、何のために行ったかというと植松電機の植松社長のお話を直接聞くためでした。講演のテーマは『新しい価値を生み出す人材』だったのですが、とっても勉強になりましたので内容を当該ブログにシェアします。以下は植松社長の講演の引用です。
皆さんご存知の通り日本の人口は2008年をピークに減少し続けます。日本人は今まで人口減少を経験したことがありません。人口が増えるプロセスでは誰かが成功したこを真似すれば成功した。理由は足りないから。従って『同じ』『普通』『前例がある』ことでこと足りた。親からは『人と同じ』『普通』であることを教えられた。
また日本人の強みである『素直』『まじめ』『勤勉』ではロボットやAIに負ける。日本の受験勉強の『暗記の量』『正確性』でもAIには負けます。日本の教育はロボットやAIに負ける教育をしているのです。人口が減っていくプロセスにおいては『人と同じ』ことをしてもそこに価値はありません。『同じ』ということは『競争』がセットで付いて来る。そして『競争』は価格の廉価につながります。
前述したことより、これからの時代の人材の価値は『やったことのないことをやりたがる人』『諦めない人』『工夫する人』が求められます。今JAXAやトヨタ自動車では四大卒の理系という条件は不問となりました。それ以上に前述した人材が求められます。弊社でも同様の人材を求めております。
皆さんはどう思われましたか?『そんなこと分かってるし、実践済』『分かってはいるけど、実践することが難しい』『そうか!なるほどこれから実践していきたい』『全くそう思わない』等、様々な反応があると思います。このブログを読まれた方が一人でも多く共感してくれることを切に願っております。また、この機会をご準備して下さった植松電機の植松社長並びに北海道ハイテクノロジー専門学校の皆様にも感謝申し上げます。
余談ですが、APPLE創業者のスティーブジョブズが1997年に『Think Different』を発表したのは今の時代を予言していたかのように感じます。日本人はとかく『同じ』ことに安心し、『普通』『常識』に固執します。その価値観や固定概念が日本国力を低下させ、世界の中での日本人の価値を毀損する原因でないのかと私は感じました。
これからの時代は人と違うこと、前例がないことに挑戦する人が称賛される環境になって欲しいと願います。
ダイナリンクス合同会社
代表松井康成
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