さて、先週読解力の低下を書きましたが、では読解力を伸ばすためには何をすれば良いのかを今週は書きたいと思います。私のクライアントの専務とこんな会話がありました。
松井:最近日本の子どもの読解力が低下しているようですね。
専務:そうらしいですね。私もそれを感じます。
松井:読解力は読書をしたから良くなるものではないらしいです。科学的根拠がまだないら
しいです。
専務:わたしもそう思います。息子に本を読ませてますが、『はたらく本』を読んだらし
いのですが、感想を聞いても『はたらくことやろー!』程度の回答でした。(笑)
けど、自分の好きな本は結構詳しい感想を楽しそうに言いますよ。
松井:そうなんですよ。それがリベラルアーツなんです。リベラルアーツとは自由学習で、
好きなことを勉強して良いのです。現在欧米では小学校1年からリベラルアーツを取
り入れてます。(国や地域により異なりますが) 好きなことを勉強するため、進んで読
み方の分からない漢字や意味を調べて理解しようとします。また、答えがないことを
勉強するため、考える力、人と関わる力、議論する力、プレゼンする力、発信する力
が身につきます。また、ひとつのことを深堀すると、地理学、生物学、化学、社会学
と様々な学問を横断的に学習することができます。これからはこういう教育が必要で
すね。
以上のように日本は暗記型教育、つまり答えが予め決まっていることを先生から生徒に教えていく教育です。興味があろうがなかろうが、型にはめられてしまいます。勉強とはもっともっと楽しいものだし、全員同じことを強制的にというのは違いますよね。
それと、educate=教育ですが、語源はラテン語でeducatusらしいのですが、意味はその人の中にある能力を引き出すという意味らしいです。尚更、一人ひとりに合った教育が必要ですね。(笑)
かく言う私は学生時代勉強はすっとこでした。ひたすらサッカー小僧でしたね。
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