この記事はヤフーからの引用です。私もそろそろ動画しよかなー!
社員数70名ながら、名だたる大企業を追い越して、宮城県北部(大崎・栗原・登米エリア)で着工数No.1(2019年度)に輝く地方工務店・〔株〕あいホーム。 創業者の孫で、同社に2011年に入社し、コロナ禍の中、2020年に代表に就任した3代目の伊藤謙氏は、同社のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進してきた。その1つが、ホームページの「動画化」だ。 ※本稿は、伊藤謙著『地域No.1工務店の「圧倒的に実践する」経営』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。
お客様に向けた「低コスト」な動画で、ページビューが上昇 ホームページの中には、「会社沿革」や「自社の特徴」というページがあり、年表のようなものが書かれていて、長い文章で特徴が述べられている。 申し訳ないが、その文章はほとんどと言っていいほどお客様には読まれていない。現にわが社のホームページでもそうだった。悩みながら書いた文章でも、お客様が見やすいものになっていなければ、どれだけ立派に書いたとしても読まれない。 ただ逆転の発想で、お客様に見やすいものになっていれば読まれるということにもなる。お客様に届けたい内容であれば、見てもらうための工夫が必要だ。 「この会社はどんな会社なのだろう?」「この会社の特徴は何だろう?」と疑問を持つお客様に、動画を使ってみたらどうだろうか。わが社で早速試してみた。 社内メンバーが「会社沿革」や「会社の特徴」を動画化したことによって、驚くべき結果が出た。何と今までほとんど見てもらえなかった「会社沿革」が、動画公開をしてから200回以上も再生されてる! 動画がなかった時の「会社沿革ページ」の直帰率は97%。ほとんどの人が「会社沿革」ページを見た時に「自分には価値がない」と判断し、読まずに違うページに移っていた。直帰率とはそのことを意味している。動画化したことで、見てもらう回数が激増したのだ。 さらに平均再生率が67%になった。動画のほとんどを見てくれていることもわかった。YouTube(ユーチューブ)用語で「平均再生率」とは、動画が視聴された部分の平均割合。例えば、2人が20秒の動画を10秒ずつ見た。この場合の平均再生率は、50%となる。合格ラインは、40%と理解しておこう。 「そうか動画なら見てくれるのか!」。今なら、動画を1本50万円などとコストをかけてつくってもらわなくても、低コストで簡単につくれる。わが社が発信している動画も全て社内メンバーで編集している。 動画化への取り組みはまだまだ続く。ホームページの中に積極的に動画を取り入れていこう。 参考に、わが社で使用してきた動画のアプリケーションを紹介しておこう。
■Final Cut Pro X(ファイナルカットプロテン) 米国Apple(アップル)社によって開発された動画編集ソフトで、5万円以内の予算で購入できる。動画のプロも使用するほど、動画編集に必要な機能は全て揃っているのではないだろうか。 僕自身も、このソフトを使って動画編集をするが、非常に使いやすい印象を持っている。動画をiPhoneで撮影し、その動画をMacに取り込み編集するという流れだ。 わが社では累計126万回再生、2300件以上の高評価をいただいた「雑草処理の動画」もこのソフトを使用し、社内で編集したものだ。参考になれば幸いだ。
■iMovie(アイムービー) 米国Apple社によって開発された動画編集ソフトで、無料ソフトとなる。Final Cut Pro Xと比較すると、使える機能はかなり少ない。だが、機能が多すぎても使いこなせなければ意味がないので、まずはこちらの利用をオススメする。 今は、社内共有用はこちらでつくり、外部用はFinal Cut Pro Xを使うなどと使用用途とそれにあてる時間配分でソフト選択をしている。
■VYOND(ビヨンド) アニメーションをつくる動画ソフトだ。アニメーションのメリットは、撮影が不要ということだ。動画をつくるには、必ず撮影(動画の材料)というプロセスが必要だったが、そのプロセスを劇的に解決してくれる。 会社ストーリーアニメをこのソフトで動画にしているので参考にしてほしい。なお、動画配信はYouTubeだけでなく、Vimeo(ヴィメオ)という有料の動画配信サービスもオススメだ。高画質で広告が表示されないなどのメリットがある。 紹介してきたように、びっくりするほど低予算で価値ある動画がつくれる。社内にきっと動画をつくるのが得意な人、もしくはやればやるほど上手くなる人はいるものだ。会社を動画で発信する努力は、より一層必要になっていくだろう。
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